東大教授が教える独学勉強法
第一章 新しい「勉強」が必要とされる時代
なぜ人は勉強するのか?
勉強の本質は「考えること」
学問を身につけた人は、情報に振り回されない
答えのある問いから答えのない問いへ
生き残るためには応用力と独創力を身につけよ
勉強は加工業、自分の中での”熟成”が大事
これからは自ら学び、自分の頭で考える時代
あとがきより引用
海外の著明大学教授による講義を、自宅にいながらにして観ることができるというのは、少し前だったら考えられなかったことです。しかもネットを通した講義なので、時間的な制約もありません。いつでも好きなときに、自分のペースで勉強することができる。まさに、独学にぴったりの環境が急速に整ってきているのです。
この大きな変化は、やがて学校教育のあり方も大きく変えていくことでしょう。私の予想では大学も、近いうちに抜本的に変わっていかざるを得ないと思います。
現在は、まだ一方的に流すだけのネット講義ですが、やがてネットを通じて、質問を受け付けたり、試験が受けられるようになっていくでしょう。そうなれば、今まで大教室で行っていたような講義はネットを通した講義に置き換わっていきます。基本的な科目はネット講義で履修し、そこである程度の単位を取った人が大学で学ぶ。大学は、ネットを通した講義ではなかなか難しい、少人数のディスカッションや実験等に特化した教育を行う。そんな時代が、きっと遠くない将来にやってくるはずです。
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