中国新聞のキレート鉄批判とそれに対する反論
2025年3月19日の中国新聞朝刊より引用
問題を起こした2例が記述されている。
1例目 口内炎と歯茎の腫れは、本当に鉄過剰が原因か?
2例目 36㎎を11か月内服した20歳代女性が鉄過剰症になることは、通常考えられない。
厚労省の推奨量は、鉄不足の人には明らかに過少量である。
以下に反論
【要約:3行で】 ・米国および欧州の公的機関で、安全に利用できると認定されている。 ・世界各国で研究が行われており、むしろ既存の鉄剤よりも副作用が少ない。 ・重篤な副作用(死亡、入院、救急外来受診)は無し。慢性毒性、生殖毒性、発がん性、鉄過剰が確認された例も無かった。
「鉄もグリシンも、どちらも体の代謝の正常な生成物であるため、貯蔵量や組織濃度を調節する恒常性メカニズムを考慮すると、毒性に関する懸念は必要無い」 「したがって、栄養補給の食品用途として、安全上の懸念は無い」
⑪ヘモクロマトーシスについて
特発性:鉄代謝に関与する各種遺伝子の異常
二次性:頻回で大量の赤血球輸血など欧米では遺伝性が非常に多いが、日本ではまれ。
日本では輸血後鉄過剰症がほとんど。