肺癌の5年生存率は女性が20%高い

日本内科学会雑誌 2023年6月号より

 部位別がん5年生存率を示す。肺癌以外ではほぼ男女比が変わらない。ところが肺癌の5年生存率は女性が20%近く高くなっている。これはEGFR遺伝子変異が女性に多いことに起因する。このデータは2009年から2011年に発症した患者のデータであり、免疫療法の影響は受けておらず、EGFR-TKIが大きく予後に影響していることを示している。

上記の記述とは関係ないが、この分野の治療の進歩(分子標的治療薬およびチェックポイント阻害薬)は素晴らしいと思う。