ALSとスタチン
ドクターシミズのひとりごとより http://promea2014.com/blog/?p=4070
以下引用
先日新しい衝撃的な報告が発表されました。スタチンがALSに大きく関連しているというものです。スタチンが神経細胞を損傷させる可能性が高いことは長い間言われてきています。神経のシナプスは、主にコレステロールで作られています。コレステロールは、神経細胞を囲んで保護するミエリン鞘の健康を維持するために必要とされています。おそらく、スタチンがコレステロール合成を阻害する直接的な効果により、神経細胞を損傷させると考えられます。
スタチンによってどれほどALSのリスクが増加するのか?
スタチンの種類 オッズ比(ROR)
ロスバスタチン(クレストール) 9.09
プラバスタチン(メバロチン) 16.2
アトルバスタチン(リピトール) 17.0
シンバスタチン(リポバス) 23.0
ロバスタチン(メバコール) 1071.2倍や2.3倍などというかわいい数字ではありません。9倍~107倍です。
ALSは世界中で増加しているとも言われています。その原因ははっきりはしないのですが、このような明らかな、非常に大きなリスクの増加を認めるとなれば、スタチンが原因の一つと言っていいと思います。
そして、恐らくはこのことを製薬会社はすでに知っているはずです。コレステロールの合成を阻害して良いわけがないのです。コレステロールは体に重要な物質ですから。
皆さんはALSに怯えながらスタチンを続けますか?スタチンをやめて糖質制限をして健康を目指しますか?
「Amyotrophic Lateral Sclerosis Associated with Statin Use: A Disproportionality Analysis of the FDA’s Adverse Event Reporting System」
「スタチン使用に関連する筋萎縮性側索硬化症:FDAの有害事象報告システムの不均衡分析」