目の前の患者に集中する

メディチーナ2013年9月号 内科医のためのクリニカル・パールより

山中克郎先生

救急の現場では、なぜこんな患者を受け入れたんだと怒られたり、自分よりはるかに年下の自称「専門医」にボコボコにされて、心が折れそうになるときもあります。

非常につらい思いをするときは、自分はどんなに言われてもこの患者さんのために最善を尽くそう、そのためならだれにでも謝ろうと考えています。

「今日はこの人を絶対に幸せにして帰すぞ」、そんな思いで仕事をすると、不思議に気が楽になり、疲れがすっと取れることがあります。」