ADHD ホッファー先生のケースレポート・・・11歳男児。学校での問題行動(声が大きくて騒がしく他の子供の迷惑になる)

 

ケース55

D.M.は1960年生まれで初診は1971年2月。父親は1960年12月に夫婦の危機について私に相談した。父親は慢性統合失調症であり、これが夫婦がうまくいかない最大の原因であった。多くの幻覚があり、人を誤認し、とても被害妄想が強く、思考は途絶し、適切な言葉が出てこず、思いもしない言葉が勝手に出てきて、とても抑うつ状態がひどかった。毎食1グラムのナイアシンで、すこしづつ改善した。1970年5月5日、ずいぶん改善した。結婚は友好的離婚で幕を閉じた。

1971年2月、息子のD.M.は母親に連れてこられた。学校で行動の問題が深刻になっていたのだ。学校では声が大きく騒がしく、他の子供の迷惑になり、不適切な行動をとっていた。放課後に何度も居残りをさせられたが、別に気にも留めていなかった。自分では正常と考えていた。家庭では好戦的だった。勉強についていけなくなった。私は毎食1グラムのナイアシンアミドを開始してもらった。1971年5月17日までに居残りさせられることはごくわずかになり、行動は改善した。1971年8月第六学年へ進級した。母親によると彼は正常であった。1973年7月16日にジョン・ホッファーに診断を受け、wellと判断された。母親は夫や自分の兄弟のように統合失調症で苦しむことを恐れ、ビタミン療法を継続した。過活動スコアは67から45へ(1971年2月18日から1973年8月16日にかけて)。

コメント:このような児童は少なくないと思う。学校関係者に栄養学的な視点があれば、世の中が大きく変わるのではないか。