LDLコレステロール(悪玉コレステロール)には2種類ある・・・再掲
2017年8月2日LDLコレステロールは2種類ある。
ドクターシミズのひとりごとより
少し勉強するドクターには、常識なのですが。
自分の専門でなかったり興味がない分野では、製薬会社の講演会や、マニュアル本の知識しかないものです。
私も正にそうですが・・・。
以下引用
はじめまして、健康診断の結果で苦慮していところ、先生のブログを拝見いたしました。
会社の健康診断でLDL高値(LDL 184、HDL 65、中性脂肪 61)で要受診となりました。内科医いわく、いつ心筋梗塞になってもおかしくない、食事では改善しないため薬で下げるしかありませんと言われました。血管が固く詰まっており非常に危険な状態であると動脈硬化が進んだ写真等をみせられました。
すごい脅しですね。びっくりしました。LDLが高いとすぐに危険という判断になるのが当たり前なのでしょうか?
以前の記事「糖質制限とLDLコレステロール上昇」でも書きましたが、LDLは非常に不確かな数値です。LDLは数値というよりも質が重要です。それなのに、いまだに医師の中でもLDLコレステロール=悪玉コレステロールという考えが抜けません。人体に悪影響なのはLDLの中でも小粒子高密度LDLです。この小粒子LDLは酸化LDLに変化しやすく、動脈硬化の原因、心筋梗塞や脳梗塞のリスクを高くするものなのです。大きな粒子のふわふわしたLDLは全く悪玉ではありません。
しかし、現在の血液検査ではLDLが大きいのか小さいのかわかりません。そして、これも以前の記事に書きましたが、通常は計算式で求める推測値でしかありません。
今回示す研究では、LDLコレステロールとは無関係に、LDLの粒子の大きさが虚血性心疾患と関連しているというデータです。脅しを行った医師はこれを読むとどう思うのでしょうか?