リウマチ性多発筋痛症の鑑別疾患
ドクターヨコバンのほんまでっか症例帳より (対談者 大岩 寛ドクター)
PMRと診断するために必要なことは2つです。暫定的分類基準を満たし、高齢者に生じる両肩の疼痛と炎症反応を呈するその他の疾患を除外することです。
ポイント
・高齢者の関節リウマチは急性発症しやすく、肩などの大関節炎を起こしやすい。
・リウマチ性多発筋痛症との鑑別に役立つ所見は末梢の関節炎、リウマトイド因子、抗CCP抗体
・関節リウマチの診断には新しい分類基準を満たし、除外診断を徹底することが大切