胃癌とチェックポイント阻害薬

日本医師会雑誌 2026年8月号より

胃癌についてですが、胃癌におけるICIは三次治療として登場しました。三次治療における経過観察でプラゼボ、つまりベストサポーティブケアとニボルマブの比較試験が行われ、ニボルマブで全生存期間の優越性が示されました。その後、一次治療に開発が進み、胃癌の約80%を占めるHER2陰性胃癌に対して抗がん薬+ICTの併用で優越性を示し、承認されました。現在では、HER2陽性胃癌にたいしてもCPSでPDL1蛋白の発現を一定以上(1%以上)認める患者さんに、抗がん薬+抗HER2抗体のトラスツズマブに抗PD1抗体のベムプロリズマブを併用する治療が承認されています。

ICTは、食道がんと胃癌のキードラッグであることは間違いありません。海外のガイドラインでは適応の患者さんに可能な限り使用することが推奨されています。