血糖値の高い人の歯髄は太い
江角 恵理子のFBより引用・・・興味ぶかい記事
血糖値の高い人の歯髄は太い
その②
歯髄のなかに歯髄結石とか象牙質粒という、歯髄の中に砂粒みたいな石灰化物ができる事がある。これがあると噛むと痛いが虫歯はない、原因がよくわからない、謎の症状が続く事もあるし、無症状のこともある。レントゲン撮影ではっきりと写る事もあるぐらいしっかりと石灰化していたりする。
これは一般的には高齢者に多いとされるのです。
じつは高血糖でも出来やすくなるという事を先週知り、驚いたのと腑に落ちたのはほぼ同時だった。
つまり、象牙質粒は異所性石灰化。
おお!
高血糖で全身に起きることは歯髄にも起きる。
そういうことだな。
そう言えば、糖尿病患者さんの抜髄をした際には、謎の繊維性の構造物が歯髄に含まれていたことを思い出した。
あれはつまり、異所性石灰化。
歯髄は実はよく分かっていない事だらけ。硬い歯の内側にあってアタックするのは難しい組織、しかも無くても命には関わらないからあまり調べられてこなかった。近年、歯髄には未分化細胞が豊富に含まれることが分かり、再生医療に使われる期待から研究が進んできている模様です。
続きます。