市中肺炎の10か条

ステップビヨンドレジデント 2より

①6大悪玉は必ず考慮すべし。
細菌性3つ(肺炎球菌、インフルエンザ桿菌、モラキセラ・カタラーリス)&非定型3つ(マイコプラズマ、クラミジア、レジオネラ)
②細菌学的検査の限界および利点を知る
③PORT スタディで外来加療可能がチェック
④基礎疾患(心肺疾患)などチェック
⑤抗生物質をやるからには4時間以内にスタート
⑥抗生物質を投与するなら十分量を
⑦ガイドラインに沿った治療をして死亡率を減少させるべし
⑧特殊な病態(緑膿菌、誤嚥)にもしなやかに対応すべし
⑨効果判定は72時間後、患者の全身状態をみて判断。回復のパターンを知るべし
➉自分の病院、地域での疫学を把握するべし

・キノロンは小児や妊婦には安易には出してはいけない。軟骨がやられてしまう。高齢者も腎機能の悪い人には出してはいけない。
・男性で70歳以上、女性で80以上は入院の適応になり。(ポートスタディ)
・細菌性肺炎に非定型肺炎を合併する可能性は20-40%
・セフトリアキソンとマクロライドを併用しているのに効いていない⇒誤嚥性肺炎はキチンと嫌気性菌をたたくようにクリンダマイシンを加える必要。