徳田安春先生 なぜ髄膜炎で後部硬直がおきるのか?
3月1日 徳田先生の講演より
髄膜刺激兆候では、なぜ頸が硬くなるのか?
ケルニッヒサインは、どこをみて判断しているのか?
ブルージンスキー徴候はなぜおきるのか?
1.頚部を強く屈曲すると、脊髄は腰部で1cm上に移動し、延髄は4mm上昇する。
・・・・炎症がある部位は動かすと痛いのでできるだけ固定したい。脳脊髄が動かないように、自然に筋肉が硬直する。頸だけではなく、身体の後ろ側すべての筋肉におこる。主訴が大腿部後面の痛みや、腰部痛、になり得る。
2.膝を進展させると座骨神経根が下方に移動し、脊髄の伸展がおきてしまう。
3.後部硬直は前屈のみの問題である。側方、廻旋、伸展に対する抵抗は他の原因によるものでなければならない。
ケルニッヒサインは、大腿後面の筋肉のスパスムを見ている。