進行性非細胞肺癌における個別化医療の確立を目指した遺伝子検査の進歩
日本内科学会雑誌 2023年6月号より
以下引用
非小細胞肺癌において、がん化の原因遺伝子であるドライバー遺伝子が多数同定されており、LC-SCRUM Asiaの遺伝子スクリーニングでは約6割の患者に何らかのドライバー遺伝子が同定されている。このうち8つの遺伝子変化に対応した分子標的治療薬がすでに承認され、臨床応用されている。進行非小細胞肺癌では、マルチ遺伝子検査を用いて、診断時に効率よくドライバー遺伝子を判定して、初回治療から個別化医療を実施することが求められている。
コメント:この分野の進歩はすばらしいと思う。