抗凝固薬関連腎症

日本内科学会雑誌 2022年10月号より

・抗凝固薬関連腎症は、抗凝固薬内服中の肉眼的血尿と急性腎障害を契機に疑われる。

・腎生検では、赤血球円柱による尿細管の閉塞がみられるが、糸球体病変が軽微であることが特徴である。

・正常腎機能例での報告はsくなく、もともと糸球体腎炎が背景にある患者におこりやすい。

・抗凝固薬中止により改善がみられるが、後に腎障害が残る可能性が報告されている。