アデュカヌマブでは
アデュカヌマブは、議論を呼んだ薬らしい。日本でも治療がはじまっている、「レケンビ」も似たようなものでは？
この薬は、臨床試験でその有効性について矛盾する結果を得たため、議論の的となった[34][35]。この承認に対する具体的な批判は以下の通りである。『有効性に関する十分な証拠がない。薬が誤った希望を与えている。高額な費用は患者の財政やメディケア予算に悪影響を及ぼす』
href=”https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%87%E3%83%A5%E3%82%AB%E3%83%8C%E3%83%9E%E3%83%96#cite_note-36″>[36][10]。FDAの審査委員会では、1名の委員が不確実で、10名の委員が承認に賛成しなかった[5]。この委員会の3人のメンバー、Aaron Kesselheim、David Knopman、Joel Perlmutterは、委員会の勧告に反してFDAが承認した後に辞任した[37][38][5][6]。Public Citizen[39]とInstitute for Clinical and Economic Reviewは、この承認を批判した[40]。ジョー・マンチン米国上院議員は、この決定を強く批判し、FDAのDr. Janet Woodcock長官代理を「速やかに交代させるべきだ」と訴えた
書籍より引用
しかし、彼らは今なおその仕事に精を出している。バイオジェン社とエーザイ社がアデュカヌマブのFDA承認を求める決定を下したとき、周辺でどんな解説がなされたかを見ればそれがよくわかる。治験データをバイオジェン自身が解析した結果からは依然として数々の疑問がのこされていたにもかかわらず、専門家は「今度こそ大丈夫」といって世間を安心させようとしている。
この分野で私たちはなかなか思うようにいかず苦しい失意を重ねてきました。アデュカヌマブの無益性解析や、BACE阻害薬の何度かの失敗を受けて、私たちの方向性が間違っていると信じた者も大勢いました。これらのデータは確かに複雑ではありますが、アミロイドを標的にすることへの熱意をよみがえらせてくれるはずだと私は考えています。
２０１９年にあってこれは迷信や思い込みのたぐいであり、無責任きわまりない。