ヒトの被る苦痛すべてが医学的病名で説明されるとは限らない
ドクターズルール425―医師の心得集 新書 – 1994/5/1
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ルール425
いつの時代にも、慢性疲労症候群に相当する疾患があった。第一次世界大戦時の兵士の心臓病1920年代の神経衰弱1930、40年代そして再び1970年代の反応性低血糖症、1940,50年代の慢性ブルセラ症そして子宮後屈、遊走腎、さらには時代を問わずよく知られている裂孔ヘルニア。われわれはそれらに対峙しなくてはならない。ヒトの被る苦痛すべてが医学的病名で説明されるとは限らない。気分がすぐれず、疲れやすく、長時間の休息を必要とする人々はいつの時代にもいるものである。人は誰もが重要で意味のある存在であることを銘記せよ。
コメント:少しづつ、医学的説明ができる状況は増えているのでは。