書評 糖尿病は砂糖で治す その3 人類の脳が発達した理由

以下 引用して改変

「人間の脳が巨大化したのは、良質な糖質を摂取できる環境にあった時期である。」

「でんぷんの調理(火)ができるようになった時期ではない。」

つまり、筆者の考えでは、はちみつ、フルーツがしっかり食べれる時期があり、それが脳の巨大化の理由とのことのようです。

「人間の発達の理由は、砂糖と果糖にあり、現代人にも必須なものである。」ということになります。

 

文化人類学は、恐竜の姿と同様に、時代によって考え方が変わっていくものであり、結論はなかなか出ないものだと理解しています。

 

2年前のNHKスペシャル「食の起源 第1回 ご飯」では、

火の使用→木の根やどんぐりなどのデンプンを加熱して摂取できるようになった。→糖分が脳へ影響して脳容量が増大していった。

(すなわち、糖質摂取量増加が人類を進化させた。)と主張していました。

これは、筆者が否定しているでんぷんの調理説です。

スミソニアン博物館の主張は、肉食と骨髄食が脳を巨大化させた、とするものです。

 

以下スミソニアン博物館文化人類学者Briana Pobiner博士の見解

人類の食事のターニングポイントは以下の3つ
(肉食の開始時期と、火の使用はずれていると考えられているようです。
肉食で消化管は小さくなったと考えられているようです。)

①180-190万年前、肉食の増加

80万年前、火の使用

③1万5000年前、農耕の開始

 

ホモ・エレクトスについて・・・スミソニアン博物館Briana Pobiner博士の見解

サピエンス全史・・・人間の食性について