サピエンス全史より・・・人類の食性について

サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福
ユヴァル・ノア・ハラリ
河出書房新社
売り上げランキング: 515

 

「人類がこれほど繁栄できた理由は、”虚構”を作り上げる能力にある」というのが、大きなテーマになっています。

(”虚構”の中には貨幣や宗教や国家などが含まれる。)

それはさておき、現在の文化人類学では人類の食性についてどのように考えられているのでしょうか? ピックアップしてみました。

 

①古代の狩猟採集民は子孫の農耕民よりも、飢えたり栄養不良になったりすることが少なく、一般に背が高くて健康だったことがわかる。

コメント:狩猟採集民は農耕民のようにあくせく働いていなかったようだ。

 

②初期の石器のごく一般的な用途の一つは、骨を割って骨髄をすすれるようにすることだった。これこそ私たちのもともとのニッチ(生態的地位)だったと考える研究者もいる。

コメント:この説は、マイナーではないのだろう。

 

③3万年前の典型的な狩猟採集民が手に入れられる甘い食べ物は1種類しかなかった。熟れた果物だ。もし石器時代の女性が、たわわに実ったイチジクの木を見つけたら、あたりに住むヒヒの群れに食べつくされる前に、その場で食べられるだけ食べるのが最も理にかなっていた。

コメント:糖質は、食べつくすまで食べる食材なのだ!!

 

 

 

ホモ・エレクトスについて・・・スミソニアン博物館Briana Pobiner博士の見解