パーキンソン病の勉強会
勉強会の記録より・・・パーキンソン病は、高齢化に伴い大変増加しているそうです。
①便秘と動作緩慢が特徴である。
②排尿障害、起立性低血圧、体温調節障害、睡眠障害(レム睡眠行動障害)など
③鑑別疾患・・・正常圧水頭症、薬剤性パーキンソニズムなど
④片側性(左右差がある)、筋肉のこわばり
⑤歩行を見ること! すくみ足が特徴的。特に方向転換時。 手も歩行時に震えやすい。
⑥嗅覚の異常が先行する。これはアルツハイマーも同様
⑦昨年秋に、新聞でi-PS細胞の治験開始が報道された。その後の情報は出ていない。
⑧レム睡眠行動障害は、中脳よりさらに中枢の異常である。
病気は中枢から進んでいく。 レム睡眠行動障害→パーキンソン病
⑨排尿障害は治療が難しいことが多い。便秘はコントロールできる。地味だが便秘の治療は大切である。
⑩ドーパミンアゴニストの副作用・・・突発性睡眠、ジスキネジア、衝動制御障害(賭博、買い物、過食、性欲亢進など)
⑪レム睡眠行動障害では、大声の寝言が特徴。ちなみに小児の夜驚症は、レム睡眠時ではない。すなわち夢を見ていない?
⑫ムズムズ脚症候群は頻度が高く、薬物療養も有効だが、患者が訴えないと見逃される。
妊婦にもムズムズ脚が多い。(これは鉄欠乏と思われる。)
⑬ホンダが歩行アシスト装具を販売している。パーキンソン病の人がとても歩きやすくなるらしい。
⑭95歳の女性の85%に認知症がある。