甲状腺疾患のポイント・・・岩岡秀明先生

https://ondemand.seminar.vcube.com/ondemand/os/945d0e65b17db7111f25ebd07b5ed97c780b8b6f?p=1296 より

大変勉強になりました。内分泌疾患は”疑わないと診断されない”ので沢山の患者さんが見逃されている可能性があります。(私も見逃している!!)

 

①甲状腺機能亢進症は3つを考える。

バセドー、亜急性甲状腺炎(破壊性)、無痛性甲状腺炎。 無痛性甲状腺炎(破壊性)については、自然軽快する(1-3ヶ月)ので抗甲状腺剤を使ってはいけない。(使うとしたら、ベータブロッカー、抗不安薬くらい)鑑別のポイントは抗TSH受容体抗体(感度98%)。

若年者は、甲状腺が腫れていれば気づく。年配者は甲状腺が腫れていないことが多く、動悸や心房細動で見つかる

小児の場合は、落ち着きの無さ、学力低下、身長促進が認められる。

検査で引っ掛けるには、コレステロール低値、ALPの上昇(代謝の更新)。

メルカゾールで治療を行う時は、2週間おきに白血球数(分画も)を検査する。

治療の指標はTSHで。(TSHの正常化には一定の時間がかかる)

抗体の消失まで治療を継続する。

 

②甲状腺機能低下症はコモンディジーズである。(40歳以上の20%に甲状腺疾患が存在する!)高齢者は非典型的で、うつ、無気力、認知症で見つかることがある。

女性は更年期障害と考えられて見逃されることがある。

中枢性甲状腺機能低下症・・・T4低値なのに、TSH高値になっていない場合!!

橋本病とバセドー病はオーバーラップすることがある。全く別の病気ではない。

無症候性甲状腺機能低下症・・・TSH10以下は治療をしない妊婦・妊娠予定は治療をすること!!。不妊になりやすく、胎児の発育にも異常をきたす。

 

高コレステロール血症、高CPK血症が認められる

ネフローゼと機能低下症でコレステロールが高くなる。

治療は12.5マイクロで開始して、2週間おきに12.5マイクロずつ増やす。

急激に甲状腺ホルモンを投与すると、狭心症が増える。

 

 

③甲状腺クリーゼ・・・内分泌救急の1つ!!

バセドー病とクリーゼの違いは、意識障害があるかどうか。

 

重症感染症の形で目の前に現れることがある。

青木先生(感染症のプロフェッショナル)「難しいなあー」「いつも考えるしかねえな」「高齢者の感染症にしか見えない。厳しいなあ。」・・・甲状腺機能を提出できるかどうか。

疑いで治療してしまってよい。オーバートリートメントは許容される。

NASAIDsは使わない方がよい。アセトアミノフェンで。

 

④粘液水腫性昏睡

1年くらいかけて。意識障害、低ナトリウムなど。全身浮腫でむくんでいる。(ノン・ピッティング・エデマ)。腱反射が遅くなる。