多発性のう胞腎・・・ティアニーのパールより
「診断のついていない腎不全患者でヘモグロビンが正常なら、これが診断である」
腎臓ののう胞がエリスロポエチンを産生しているので、他の慢性腎不全で頻繁に認める腎性貧血は、エリスロポエチンの血中濃度が高いため治療されています。加えて、中年の患者に高血圧、腹部の腫瘤、高窒素血症を認めたら、詳細な家族歴を聴かなくてはいけません。これが診断の可能性があります。
・・・訳者注 最も注意すべき合併症は脳動脈瘤である。
のう胞腎は超音波検査で簡単に見つけられるので、診断は比較的簡単です。しかし、「エコーをしてみよう。のう胞腎かもしれない?」と思うことが難しい。
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