染色体異常の男の子 栄養療法で改善・・藤川徳美先生FBより

本日の藤川先生FBより引用・・・すごい報告です。

染色体異常(ベックウイズ・ヴィーデマン症候群)の男の子、プロテイン+ATPセットで別人のように成績が良くなった

ベックウィズ・ヴィーデマン(Beckwith-Wiedemann)症候群
https://www.shouman.jp/disease/details/13_01_008/

症例は小学校2年生の男の子。
母親は、以前から摂食障害+パニック障害あり。
母親は、H29から自分の記事を見て高タンパク/低糖質食+プロテイン+ATPセットを継続し、すこぶる体調が良くなった。

本症例は、大学病院でベックウィズ・ヴィーデマン(Beckwith-Wiedemann)症候群と診断されている。
1歳時に巨舌縮小手術、3歳時に停留睾丸手術を受けている。
発達の遅れがあり、5歳時に療育手帳B(広島市、軽度精神発達遅滞、IQ70以下)の交付を受けている。
算数、国語は0点、言葉のドモリが目立つ。
H30.1よりプロテイン+ATPセットを開始。

H30.4、当院受診。
3ヶ月の栄養療法により、集中力が上がり、勉強が頑張れるようになったそうだ。
120cm、21kg。
BUN23.8、RBC501、Hgb13.1、MCV80.4、フェリチン38。
プロテイン1日2回以上を継続を。
インクレミンシロップ10mlを開始。

H30.7、
集中力が向上して宿題をこなせるようになった。
成績が上がり70点取れるようになった。
先生もその変化にビックリしている。

H30.8、
ぬちまーすも使っている。
ナイアシンも開始した。
今年は夏バテがなかった。
BUN20.6、RBC477、Hgb12.8、MCV80.9、フェリチン53↑。

H30.10、
テストは平均して70点取れている。
以前は全くやる気のなかった空手を熱心に行うようになった。
以前は直ぐ鉛筆を投げ出して勉強に集中できなかったが、今は集中して勉強できる。
母親によると、”1年前と比べ、別人になった”そうだ。
プロテインは毎日2回継続している。
サプリは、
Nowアイアン36mg*2、(処方薬インクレミンも併用)
ナイアシン100mg*2、
B50*2、
C1000*2、
E400*1。

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ハーレル博士によるとダウン症などの染色体異常患者では、正常な代謝のためには補酵素としてもビタミンが大量に必要となる。
染色体異常そのものが治るわけではないが、メガビタミンによりIQが顕著に向上する。
IQが10上がれば親がその変化に気付き、IQが15上がると教師がその変化に気付き、IQが20上がれば近所の人がその変化に気付く、とオーソモレキュラー本に書いてあった。

本症例も、テストの点が0点→70点。
もはや発達障害ではなく、正常知能。
IQ70以下が、100程度に上がっているだろう。
母親が自分の記事をしっかり読んでとてもよく勉強されている。
プロテイン+ATPセットによる鉄タンパク不足の改善により、重い障害があっても健常者と同程度まで改善できる。