TSH産生下垂体腫瘍とその鑑別
日本内科学会雑誌 2026年4月号より
TSH産生下垂体腫瘍は腫瘍からTSHが過剰分泌され、甲状腺ホルモンが体内に過剰となる疾患である。検査所見では、血中甲状腺ホルモンが高値にもかかわらず血中TSHが基準値内から高値を示すTSH不適切分泌症候群を示し、甲状腺ホルモン不応症との鑑別が重要であるが、いまだに鑑別が困難な症例もあり注意が必要である。治療の対一選択は手術であるが、薬物治療としてランレオチドが保険適用となっている。
バセドウ病と間違われることがあるらしい。バセドウ病とは異なり、眼球突出は通常きたさない。