電子レンジで温めたお粥による小児の喉頭熱傷症例
広島医学会雑誌 2026年3月号より
0歳8か月男児。電子レンジで温めた米のお粥を摂取し数時間後、いびき、よだれ、嚥下困難を主訴に来院。口腔所見や喘鳴を認めなかったが、喉頭内視鏡所見にて喉頭蓋の腫脹と発赤を認め、喉頭熱傷と診断し、気管挿管管理を行った。その後喉頭蓋の腫脹の改善を認め第4入院秒実に抜管し、第9入院病日に自宅退院した。飲食による熱傷は多く吐き出すため軽傷例が多く喉頭熱傷を来す症例はまれである。電子レンジによって加熱された食品は内部の温度が特に上昇し、口腔内では高温に気付かず、嚥下し、喉頭熱傷になる可能性がある。喉頭熱傷は浮腫が進行することから早期に診断し、気道評価を行い、気道確保を迅速に行う必要がある。