夢の定義を広げる
植松努 あきらめない練習より
どうも、現在のキャリア教育では「夢」=「仕事」と教えてしまっているようです。
そして、「仕事」に就くためには、「資格」が必要で、「資格」のためには「学歴」が必要だから、学校を選んで「受験勉強」をするという流れで、結局は仕事ではなく、その仕事に就くために必要と思われる学校に入るための受験勉強というところに行き着いてしまっているのです。
でも、おそらく民間企業の人達の中には、「仕事」=「人を助けること」だと認識している人がいます。
とにかく、なんでも人を助けることをすれば、それが仕事になっていく、とうことは、社会を相手に仕事をしてみたらよくわかります。
僕の会社に来てくれる営業の方たちの中にも、「こんなの欲しいんだよなあ・・・・・」と言うだけで、その会社が扱っている製品じゃなくても探し出してきてくれて、しかも、使っている人の話まで教えてくれて、最終的にはその製品を新しく扱うようになってしまったりする人がいます。
その人は、間違いなく、「余計なこと」をしています。お金にならないことをしています。
それは、従来の仕事ではありません。でも、結果的に仕事につながり、会社を発展させます。僕は、そういう仕事をする人を信頼します。
ぼくは、夢とは、「大好きなことや、やってみたいこと」。仕事とは、「社会や人の為に役立つこと」だと思っています。
そう考えたら、夢はいくつでも思いつくはずです。