高齢者の虫垂炎
ステップビヨンドレジデント 第2巻より
高齢者虫垂炎の特徴は、典型的な症状で来院するのは20%しかなく、発症から24時間以上経過してから来院することが多いことだ。虫垂破裂率が30‐70%と高く、死亡率も3-15%となってしまう。高齢者はより線維化されてひ薄化した虫垂壁で、かつ内腔も狭いため穿孔しやすいと考えられている。したがって、高齢者腹痛は検査の閾値を下げて積極的に探す努力が必要となる。高齢者の場合は、検査値そのものより臨床的勘がものをいうのだ。でもやっぱり難しい。
ステップビヨンドレジデント 第2巻より
高齢者虫垂炎の特徴は、典型的な症状で来院するのは20%しかなく、発症から24時間以上経過してから来院することが多いことだ。虫垂破裂率が30‐70%と高く、死亡率も3-15%となってしまう。高齢者はより線維化されてひ薄化した虫垂壁で、かつ内腔も狭いため穿孔しやすいと考えられている。したがって、高齢者腹痛は検査の閾値を下げて積極的に探す努力が必要となる。高齢者の場合は、検査値そのものより臨床的勘がものをいうのだ。でもやっぱり難しい。