武見 敬三議員の医療に対する考え

日本臨床内科会誌 2025年3月号  これからの日本の医療とその課題 より引用要約

①高齢者の定義を75歳に変更し、制度設計を上向きに再構築していく必要がある。・・・財源の問題などを含めた話

②介護は日本人だけでは足りないので、外国人労働者の確保

高額療養費の負担を増やすことで、若い人たちの保険料を増やさずに医療の財源を増やす方向で

インバウンドの患者さん中心の自由診療を取り入れる。・・・稼げる医療の場を作る。自由診療によって新たな医療財源が確保できる。

⑤医学部の定員削減を考えている。その余った教育機能を利用して、アジアの留学生を受け入れて医学教育をする。(外国人枠の創設)

⑥医療のデジタル化を推進する。・・・マイナ保健省、電子処方箋、標準化された電子カルテなど

⑦創薬力の強化・・・日本でワクチンなどの臨床試験をしたい、ということ?のよう。

我が国は2年後から医学部の定員削減を考えているところですが、日本の医学教育のレベルは実はアジアの中では断トツに高いです。そういった医学部の教育機能をただ縮小するのではなく、そのリソースを活用してアジアの高齢化に対応できる優秀な医師を日本で育てるべきだと思います。

例えば、アメリカやヨーロッパがアフリカで新薬を使うと、アフリカの人たちから俺たちで人体実験するのか、と反発を受けるわけです。日本が産業政策として途上国で保健・医療・介護を行うという話になったときに、その国の方から日本は人の命や健康で金もうけをするのかと思われては絶対なりません。日本は途上国の人たちの健康を考え、政府は政府、民間は民間でそれぞれ協力しながらグローバルヘルスに貢献するという全体像をキチンとつくり、その中で貢献していかなくてはいけません。

コメント:何から何までワシとは考えが合わないようです。