COVID-19罹患4週間後に成人多系統炎症症候群を発症した1例

日本内科学会雑誌 2024年12月号より

SARS CoV2ワクチン未接種の45歳男性。軽症COVID-19に罹患した4週間後に発熱、紅斑、炎症反応上昇および多臓器障害とショックをきたし入院した。先行するCOVID-19の病歴と症候・検査異常から成人多系統炎症症候群と診断し、副腎皮質ステロイドで速やかに状態が改善した。本症例の特徴は、COVID-19罹患約4-8週後に生じる高サイトカイン血症および多臓器障害である。COVID-19後の高度炎症を伴う多臓器障害では本症候群を鑑別に挙げる必要がある。

172cm体重96㎏と高度肥満あり。
CRP38.5 血小板22万

副腎皮質ステロイドが著効し速やかに状態が改善した。
・小児では川崎病に類似しているという。

こんな感じはステロイドでしょうね。