抗コリン作用をもつOTC薬
尿意切迫感を改善する日本初のOTC医薬品バップフォーレディ®を発売開始
日本臨床内科学会会誌 令和5年9月号 ポリファーマシーの現状とその対策より引用
また薬局、薬店、ドラッグストアなどで医師の処方箋なしに購入できる医薬品であるOTC薬についても、処方カスケードや、相互作用薬を知る観点から、将来的にはお薬手帳への記載が望まれると思います。
たとえば、過活動膀胱の治療薬で抗コリン作用を有する薬が、女性に限定されているものの、すでにOTC化されています。抗コリン作用を有する薬というのは、皆さんご存じのように認知機能を低下させる恐れがあり、この抗コリン作用が累積するほど発現頻度が高まると言われていますので、医師や薬剤師がお薬手帳を使ってOTC薬を把握しておくということも必要かと考えています。患者の症状が薬によるものであると気づかないと、先ほどお話しした処方カスケードに陥り、ポリファーマシーにつながる可能性が高くなります。
コメント:薬剤は、OTCも含めて注意を