うつ病と甲状腺機能低下症
50代女性 約10年間ほど精神科でうつ病の治療を受けている。頻尿と残尿感で泌尿器科へも通院。
精神科より12種類。泌尿器科より3種類処方あり。(これらの内、漢方薬が3種類。抗ヒスタミン薬1剤。スタチンが1剤)
2021年5月妹さんに連れられて初診。大量の発汗と全身の振戦が顕著。 止まっていることができない。いてもたってもいられない。心拍数104 血圧114/77
全身の浮腫著明
血液検査で甲状腺機能低下症(橋本病)と診断された。
スタチンを中止し、チラージン、フェロミア、ポラプレジンクの処方を開始した。
精神科薬の減量を藤川心療内科へ依頼した。
2021年7月末 体重が61キロから55.5キロへ減少。浮腫みがとれている。動悸がなくなった。
2021年9月 振戦が減少。 発汗はまだある。体重52.5キロ。最初40分かかった道を20分で歩けるようになった。
2021年10月 体重50キロ。振戦も減っている。泌尿器科の症状は続く。
2021年12月 美容院に行かれ、初診時からは別人のような見た目。
精神科薬は睡眠薬だけという。会話がしっかりできるようになっている。
2022年3月 上肢のみならず、下肢の振戦もなくなった。頻尿が継続。
後からの情報・・・5年ほど髪が良く抜けていた。 初診2年前に別の病院で甲状腺の薬を処方されていたようだが、結局内服できていなかったよう。
当初は判断力がまったくなくなっておられた。