亜鉛欠乏・・・M・レッサーの見解


上記引用・・・皮膚の色素沈着、にきび、成長痛、血液循環不良、中耳炎などに

亜鉛欠乏の人々の皮膚は、極度の色素沈着から黒くなったり、ヒップ、腿、腹、肩に伸縮性の跡(線条)を示すかもしれない。ニキビも亜鉛不足を意味するかもしれない。毛髪と爪の成長は貧弱である。毛髪は裂けたり切れたりしやすいし、もろい爪は白点を示したり、不透明な白さになるかもしれない。亜鉛をとると、その白点は消えるか小さくなっていく。それはまた髪も強くし、色を濃くする。

 

ずきずき痛む関節、いわゆる成長痛が、亜鉛欠乏の青年を悩ませるかもしれない。年齢の割に小さい11歳の少年が、走ることやスポーツをやれないくらいの、膝とくるぶしの痛みを持っていた。私が亜鉛とビタミンB6を処方したところ、彼の痛みは消えた。彼は劇的な急成長をとげ、すぐにリトルリーグに加わることができるようになった。

 

糖尿病患者と低血糖症患者は、血液循環が悪いため手足の冷たさを経験することがしばしばであるが、亜鉛の必要性を示しているかもしれない。

 

亜鉛不足は体の管を膨張させる。そこで中耳聴覚管の膨張と閉鎖による中耳炎にかかっている子供は、亜鉛で助けられるかもしれない。同じように湾曲部と鼻孔のアレルギー性膨張は、亜鉛で治することが多い。