糖質制限は難知性てんかんに有効・・・・積極的なてんかん食の選択を
2017年2月21日 再掲
薬より糖質制限が先と考えるべきではないでしょうか?
メディカルトリビューン 2017年2月16日号より引用
ケトン食などの糖質を制限する「てんかん食」が、2016年4月の診療報酬改訂で病院での「特別加算食」に認められた。
しかし、従来行われてきた古典的ケトン食は糖質、蛋白質制限が厳しく、長期継続が難しい患者も多いため、有効性を保ちながら食事制限を緩和したてんかん食が考案されてきた。
滋賀県立小児保健医療センター神経内科の熊田知浩氏は「てんかん食は、難知性てんかんの治療選択肢の一つとして3-5割に有効であるにもかかわらず、わが国では最終的な選択肢になっている。もっと試みる価値がある治療である」と述べている。
てんかん食はいずれのタイプのてんかん食にも有効だが、特にWest症候群、Febrile infection related epilepsy syndrome/てんかん重積発作、難知若年ミオクロニーてんかん、欠神てんかんに効果がある。