ADHD ホッファー先生のケースレポート・・・11歳男児。強迫性神経障害、繰り返さずにいれない

 

ケース49

Ben.K.は1962年4月生まれで初診は1973年5月。Benは彼を”強迫性神経障害”と診断した小児精神科医より紹介されて受診した。1968年より言語発声トレーニングを受けて改善を認めていたが、1970年になってからは強迫症状が悪化した。すべての行動は2回行わなければなかった。歩くときは、歩いた足跡の通りたどらなければならなかった。質問をされると、繰り返し質問してほしがり、そうしてもらえないとひどく落ち込んだ。最初の頃、彼はよく聞き取れないためだと言っていたが、後に実は聞こえていると明かした。とにかく繰り返さずにはおれないのだ。彼は舌がもつれたように話し、繰り返し話し、繰り返していることを指摘されると困惑した。初診前には幻聴も経験していた。ナイアシンアミドを毎食1グラム、ピリドキシン250㎎を朝夕を開始した。一月後、繰り返し行動はすこし緩和した。1973年8月31日、ほぼ無症状となり、wellと判断された。行動の問題はずっとなく、43から34だった(1973年5月10日から1973年8月31日にかけて)。

コメント:内科医なので強迫性神経障害の患者さんを診察する機会は少ない。

それでも、栄養療法を開始してから改善した方が何人かおられた。 薬物療法が難しい病気の印象。