ADHD ホッファー先生のケースレポート・・・子供の幻視は、両親の信仰観の違いが原因??
ケース42
B.I.は1963年10月生まれで初診は1972年1月。1971年に母親が自身の4年続く鬱状態の相談に訪れた。トランキライザーや心理療法が無効だったのである。母親は多くの幻視に苦しめられていた。それはとても恐ろしく、現実感が失われていた。被害妄想、思考の途絶、考えたことはあまりにも早く頭から過ぎ去ってしまった。記憶力と集中力は乏しかった。オーソモレキュラー療法を開始してから改善をはじめ、1973年7月7回のETC療法を行った。1973年の末までに改善したが、少しの緊張と落ち着きなさが残った。
彼女は息子のB.I.を心配していた。息子は家では問題があるが、外へでると問題なかった。家にいるときはいつも兄弟と喧嘩をして、泣き、いつも誰かが彼を見ているといい、時に幻視があった。ナイアシンアミドを毎食後1グラム、ピリドキシン250㎎を開始した。しかし、ピルが飲みにくく、飲むのを拒絶した。1973年8月14日ジョンホッファーが診察した。なんの変化も認めなかった。学校ではうまくやっていたが、家ではだめだった。母親は困難が夫婦間の信仰の問題からきていると考え、ビタミンの内服に本気にならなかった。治療効果判定はnot improved。 1973年9月11日、両親と本人に会い、ビタミン療法を開始することに彼らは同意した。一月後には家での行動が改善した。そこで水溶性のナイアシンアミドを毎食後1グラム開始した。過活動スコアは93から59へ(1972年1月19日から1973年11月15日にかけて)。
コメント:病気の原因や影響因子は様々ですが、栄養を整えるのが基本中の基本ということでしょう。