セリアック・スプルー・・・ティアニーのパールより

「かつては稀と考えられていたが、※抗体検査はこの疾患の頻度が稀とはいえず、臨床的に多様な疾患であることを示した。」

セリアックスプルーでは吸収障害がないにもかかわらず、鉄欠乏が単独で観察されることがあります。現在では多くのレストランがグルテン・フリーのメニューを宣伝しているように、オーバーな反応もあります。実際には、この疾患はそこまで頻度は高くありません。

※抗組織トランスグルタミナーゼ抗体が測定できます。

 

抗体の検査方法としてセリアック抗体パネルというものがあるようです。2-3週間グルテンフリーの実験してみるほうが、実際的かもしれません。疫学的には日本人には少ないようです。

 

以下MSDマニュアルより引用

リアック病は、小麦や大麦、ライ麦に含まれるタンパク質のグルテンに対する遺伝性の不耐症であり、小腸の粘膜に特徴的な変化を起こし、吸収不良が生じます。
•タンパク質のグルテンの摂取後に、腸の粘膜に炎症が生じます。
•症状としては、成人では下痢、低栄養、体重減少など、小児では腹部膨満、非常に強い悪臭がする大量の便などがあります。
•診断は、典型的な症状と小腸の粘膜から採取した組織サンプルの検査結果に基づいて下されます。
•グルテン除去食を続けていれば、大半の人で症状は生じません。

セリアック病は、通常は北欧系の人にみられる遺伝性の病気です。欧州(特にアイルランドとイタリア)では150人に1人、米国の一部の地域ではおそらく250人に1人にセリアック病がみられますが、アフリカ、日本、中国では極めてまれにしかみられません。セリアック病患者の近親者では、約10~20%がセリアック病を発症します。男性と比べて女性が2倍多く発症します。

セリアック病では、グルテン(タンパク質の一種で主に小麦に含まれ、大麦やライ麦では含有量が比較的少量)が免疫系を刺激して、特定の抗体を産生します。この抗体によって小腸粘膜が損傷し、絨毛(じゅうもう)(小腸内面にある栄養素を吸収する小さな突起)を平坦にしてしまいます。その結果表面が滑らかになることで、栄養素の吸収不良が起こります。しかし、グルテンが含まれる食べものの摂取をやめると、小腸の正常なブラシ状の表面とその機能が回復します。