ドライアイ、結膜炎のビタミン療法

THE VITAMIN CURE FOR Eye Diseaseより

涙はまぶたの涙腺から放出され、眼を潤し、感染と炎症を防ぐ。ドライアイは涙液量が十分でない場合に起こる。ドライアイは角膜や結膜に刺激を起こす。時にsicca syndrom(シェーグレンによる乾燥症候群)によりおこることもあるが、多くは健常人におこる。ドライアイはビタミンA欠乏でおこりうる。ビタミンAは上皮細胞の健康に必要だからだ。上皮細胞は粘膜をつくり、涙液と一緒に眼の湿潤を保つ。

 

ある研究報告によると、ビタミンAの点眼はドライアイを有意に改善するという(一般によく使われる目薬と比較した場合)。ビタミンAは角結膜炎、眼球乾燥症、コンタクトレンズによるドライアイなどの症状を改善する。ケースによっては、涙腺や結膜の慢性炎症に対し、抗炎症療法が役にたつと考えられている。オメガ3(リノール酸)とオメガ6(リノレン酸)をビタミンC、B6ととることがよいかもしれない。これらはプロスタグランジンE1の材料となるからである。ビタミンB6不足はギニアピッグのドライアイの原因となる。B6を1日10-50㎎摂ることが役立つかもしれない。同様にマルチビタミンのタブレット(C、E、B6、亜鉛、セレンを含む)がドライアイを改善させ、免疫システムを増強するのに役立つ。抗酸化物質入りの点眼薬が広く用いられており、有効である。

結膜炎は結膜の炎症で、結膜充血やかゆみをおこす。ビタミンCの点眼が、経口のビタミンC、Aの内服同様に有効である。B2、B3、B5が上皮組織の修復に有効な場合もある。コンタクトによる結膜炎の場合、ビタミンAの点眼が役にたつ。

ビタミンAの発見

 

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