高齢者をみたら結核と思え
上記より
①高齢者をみたら結核と思え
②3回連続喀痰抗酸菌塗抹陰性なら排菌陰性と判断する。
③CRPが陰性でも否定できない。 塗抹陽性結核の13.3%でCRP陰性。
④クオンティフェロンやT-SPOTと呼ばれるIGRA(intereferon-gamma release assay)も万能ではなく、活動性結核に対する診断精度は感度80%、特異度80-90%程度である。IGRAは細胞性免疫を利用しているため、細胞性免疫低下状態では感度が低くなり、偽陰性が多くなる。細胞性免疫低下患者は結核発症の高リスクでありジレンマがある。活動性結核についてはあくまで補助診断であり、過信しない。
⑤結核ではリスク因子や慢性的な全身症状が重要であること、息切れは細菌性肺炎のようなほかに肺に陰性ができる病態と比べると出にくいこと、ラ音が聴取されにくいこと。常用の陰影には要注意であることがわかる。
⑥3度目の誤嚥性肺炎、結核かも