自分を愛する100の言葉(小川 仁志著)より

「我々は他人のなかに自分と同じ欠点を見出すことによって、いわば他人との血縁関係を主張する。だから、悪意とは1つの社会的能力なのである。」

人間はいいことを自慢し合っても、けして仲良くはなれません。もちろん表面的にはたたえ合うのでしょうが、本心からそう思っているかどうかは別問題です。やはり人間は欠点やダメな部分を共有したいのです。そうしてはじめて打ち解けることができる生き物なのです。

 

この本の著者によると、アメリカ人にホファーが受け入れられたのは、2つの理由があるそうです。
1つは、アメリカンドリームの体現者であること。もう1つは、個を大切にする生き方、「自分を愛する生き方」だそうです。
日本人は一般にもう少し、「集団を大切にする比重が高い」気がします。(当然、個人差が大きいでしょうが。)
日本でホッファーがメジャーになる日があるのでしょうか?

 

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