ビタミンB3と癌・・・・前山美香さんFBより引用

No.16

『ビタミンB3のポジティブとネガティブの副作用』

ービタミンB3とガンー

エイブラム・ホッファー博士の論文の続きを紹介いたします。

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ービタミンB3とガンー

腫瘍専門医は概して、化学療法または放射線治療を受けている患者がビタミン剤を服用することに反対しています。

これは、事実情報を分析したものではなく、推測に基づくものです。

KirklandとSpronckは、ビタミンB3が放射線および化学療法によって誘発されるガンを阻む際に非常に重要であり得るとしています。

化学療法は骨髄でDNA損傷を引き起こします。

実験では、ナイアシンが欠乏しているネズミはより重篤になるという結果となりました。

これは、新たな治療を要する白血病および骨髄のガンなどをもたらすことになります。

化学療法を受けている患者は、そのようなガンを発症する可能性が10〜100倍高く、放射線を受けている癌患者の3〜10倍高い可能性があります。

ナイアシンの欠乏は染色体の不安定につながります。

ペラグラは、もはや先進国では一般的ではありませんが、しかしながら、女性や高齢者を含む多くの人々が標準的な医療の欠如により依然として苦しんでいます。

ガンに罹っている患者の約40%がナイアシン不足です。

KirklandとSpronckは、これらの欠乏が二次的な治療によるガンを発症させるリスクを高めることを提示しています。

また、皮膚ガンを発症する可能性があります。

動物実験では、皮膚ガンはナイアシンに大きく影響されます。

カナダ オンタリオ州 グエルフ大学 ヒト生物学栄養科学科のジェームズ・カークランド教授は、2003年3月25日に

「必要以上のナイアシンは、治療で誘発されるガンの予防に役立つと研究で発見されました。」と報道機関で発表しました。

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補足です。手前味噌になりますが以前、投稿させていただいた記事です。

藤川徳美先生のガンの記事で紹介されている本より一部を抜粋しています。

合わせてお読みいただければ幸いです。

Healing Cancer Complementary Vitamin&Drug Treatments

「がん」を直す ビタミンとミネラルによる長期補完療法

エイブラム・ホッファー/ライナス・ポーリング 著
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「がん」と分子整合栄養医学ー日本語版に寄せて

エイブラム・ホッファー

(医学博士、理学博士、王立内科学会特別会員(カナダ))

1979年、ライナス・ポーリング博士とユーアン・キャメロン博士は、非常に影響力のある著書 Cancer and VitaminC(がんとビタミンC)を出版しました。

2人は1974年に「がん」とビタミンCの関係についての論文を初めて発表し、その後この本が出版されるまでに、実に6回もの追跡研究を実施しています。

全世界でも屈指の優秀な科学者であり、しかもこれまで数多の研究論文を発表してきた研究者が導き出した結論は、真摯に受け容れねばならないものであり、私自身、そのように受け止めてました。

私はすでに、統合失調症の治療を行う過程で、驚くべき結果を2症例ほど体験していたので、私自身がこの結論を受け容れるのは、それほど難しいことではありませんでした。

最初の症例との出会いは1953年のことでしたが、私の所に相談に来たある女性は乳房全摘手術を受けた後で精神疾患を発症し、その症状は重篤なものでした。

彼女は術後に感染症を発症し、また、病巣がきれいに取り除かれていなかったこともあって、治療の見込みはありませんでした。

そしてさらに、精神疾患を発症したのです。

私は、彼女にビタミンCを1時間ごとに1gずつ摂るように強く勧め、48時間かけて45gを投与しました。

夜間は目覚めることがなかったので、目が覚めたときに不足分を補うよう指示しました。

すると、2日が経過したところで、彼女は正常な精神状態を取り戻し、取り除かれていなかった病変についても、ここで初めて快復の徴候が認められました。

私はその当時、「がん」には関心がなかったので、彼女の追跡観察は行っていません。

彼女は6か月後に死亡してしまいましたが、亡くなるまでの精神状態は正常でした。

2例目は1960年のことで、この患者は75歳前後の退任教授で、気管支原発の「がん」を発症し、その治療にコバルト照射療法が用いられたのでした。

彼も精神疾患を発症していました。

彼の精神疾患の治療は、ナイアシンとビタミンCで始めました。

すると、2日ほどで彼の精神状態は正常に戻り、その後30か月間、生存しました。

この2つのビタミンを使った治療を開始して1年後には、彼の肺には「がん」は全く認められず、彼の死亡原因は、「がん」によるものではありませんでした。

彼には、私が初診した時点ですでに余命1か月との宣告が下されていました。

ポーリング博士の論文を読んだ医療専門家は、その研究結果に驚いたのですが、誰もこの重要な手がかりを追跡しようともせず、それどころか、ポーリング博士に対して激昂し、

「もうろくした大ぼら吹き」と罵倒までする始末でした。

ポーリング博士と私は長い間、親しい友人関係にありましたが、彼が93歳で亡くなるまで、その頭脳はきわめて明晰で、世界中の優秀な科学者の中でもトップクラスと言っても過言ではありませんでした。

ポーリング博士は論文の中で、ビタミンCが「がん」を治すとは結論づけていません。

彼はこうした一連の研究報告を通じて、ビタミンCの「がん」治療効果は大いに信憑性が高いのでさらなる研究を行うよう、専門家らに呼びかけたのです。

しかし、誰もこれに応えようとはしませんでした。

メイヨー・クリニックは、治療でこの理論を真っ向から否定したのですが、幸いなことに、それは成功しませんでした。

運よく彼の研究のことを耳にした末期「がん」患者の何人かは、私が彼と共同研究を行っていたことを知って私に相談してきました。

喜ばしいことに、治療結果は素晴らしいもので、彼らの健康状態はそれ以降もそのまま維持されました。

そのときの臨床経過は、本書の中にまとめてあります。

私は、この治療法をもっと広く活用しようと決心しました。

その結果、またたく間に私は、毎年何百人もの「がん」患者を診察するようになっていました。

2006年までに、私が診察した「がん」患者の数は1,400人を超えました。

私がこの研究を続けてきたのは、好効果を出すことで、ビタミンCの大量投与が充分に信頼できる療法であるということを、権威筋が受け容れてくれると期待したからでした。

ついに事態は大変喜ばしい状況になってきました。

非常に長い時間がかかりましたが、大量のビタミンCを治療に活用できるという仮説が根づき始める兆しが見えてきました。

ゴンザレス(M.J.Gonzalez)、ミランダ・マッサリ(J.R.Miranda Massari)、モーラ(E.M.Mora)らが、過去25年にわたる調査結果を再度検討しながらまとめた素晴らしい論文を発表したのです。

ドリスコ(J.A.Drisko)、チャップマン(J.Chapman)、ハンター(V.J.Hunter)は、卵巣癌患者が治療後36か月あるいは40か月が経過しても元気で生存しているという、2つの症例の報告書を提出しました。

さらには、Canadian Medical Association Journal(カナダ医学会ジャーナル)という主要医学誌に、モントリオールのユダヤ総合病院、ワシントンDCにある国立衛生研究所(NIH)といった3つの高名な施設の科学者らが、静注ビタミンCで治療効果をあげたパダヤッテイ(S.J.Padayatty)、リオールダン(H.D.Riordan)、ヒューイット(S.M.Hewitt)らの3症例についての報告を発表を出したもので、ビタミンCが「がん」治療にきわめて有効であるとの証明になり得るという期待感をいちだんと高めるものでした。

これは、静注ビタミンCのみを用いた治療について述べられた最新の論文です。

この安全なビタミンを使用することに対する懐疑的態度がなくなれば、腫瘍専門医は大量のビタミンCを経口投与でも活用することを、いっそう真剣に考慮しなければならなくなります。

投与の方法を重要視する必要はありません。肝心なことは、吸収されるビタミンの量とビタミンCの血中濃度です。

血中濃度をより高くすることが非常に重要なことで、静注ビタミンCの場合では、濃度は通常、簡単に上昇します。

経口の場合では、本文中にも記載されていますが、充分な濃度まで上昇させたら、日中、頻繁に摂取することが必要になります。

さて、今年の特筆すべき出来事の中に、カンザス大学における分子整合医学講座の新設があります。

それは、「ヒュー・D・リオールダン基金による分子整合医学と研究の講座」で、カンザス大学メディカル・センターに設けられます。

リーオールダン博士の名前を冠した特別な講座が新たに設けられることは、医学および精神医学の将来にとって真に重要なことです。

およそ20年前にイスラエルで、ホッファー・ヴィッカー精神医学講座が開設されたとき、ポーリング博士はベン・グリオン大学の医学部で講演を行いました。

彼はこの講演の最後に「この大学には分子整合腫瘍学講座も新設すべきである」という提言で締めくくりました。

私は、彼の発案に賛同し、彼が勧めるような講座を開設するために自分ができることは何でもしようと決意しました。

今回のカンザス大学の講座は、腫瘍学だけに限られたものではなく、比較的それに近いものです。

しかもこれは、リオールダン博士の静注ビタミンCを使って「がん」を治療するという素晴らしい研究と、精神疾患に苦しむ患者の治療に分子整合精神医学を活用した彼の臨床活動を讃えて新設されたのです。

カンザス大学のメディカル・センターは、この大変重要な講座を新設することで、ヒュー・リオールダン博士の功績に敬意を表したのです。

これは、ライナス・ポーリング博士に対しても敬意を表したことになり、分子整合医学分野に対して、また国際統合失調症基金やThe Journal of Orthomolecular Medicine(JOM:分子整合医学ジャーナル)誌に対して敬意を表したことになります。

リオールダン博士は、国際統合失調症基金の理事会の一員であり、JOMの編集委員であり、また数多くの論文をこの機関誌に寄せてくれていました。

このカンザス大学は、分子整合医学の重要性を初めて認識し、この観点が医学分野に強い影響を与えるようになることを初めて予見した大学です。

イスラエルのベン・グリオン大学は、私の妹夫婦のエド・ヴィッカー(Ed Vickar)とマリオン・ヴィッカー(Marion Vickar)の寄付で、初の精神医学講座を開設しました。

そのとき、精神医学講座(分子整合医学の臨床研究によって単位を取得する講座)の最初の「ホッファー・ヴィッカー教授」に選任されたのは、ベルメーカー(R.H.Belmaker)教授でしたが、今回、「リオールダン教授」第1号に選任されたのはジーン・ドリスコ博士でした。

私は、このたび日本語版出版により、分子整合医学が、単に「がん」患者のみならず、精神疾患はもとより、その他の多様な病態の改善に活用し得る重要な治療法であることを、広く多くの皆様に知っていただけることと期待しています。
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藤川徳美先生の記事です。

ガンの記事のをまとめたノート。
https://m.facebook.com/notes/%E8%97%A4%E5%B7%9D-%E5%BE%B3%E7%BE%8E/%E7%94%9F%E5%8C%96%E5%AD%A6%E7%9A%84%E3%81%AB%E6%AD%A3%E3%81%97%E3%81%84%E3%81%8C%E3%82%93%E6%B2%BB%E7%99%82%E6%96%AD%E7%B3%96%E9%A3%9F%E3%82%B1%E3%83%88%E3%83%B3%E9%A3%9F%E9%AB%98%E6%BF%83%E5%BA%A6bc%E7%82%B9%E6%BB%B4%E3%81%8C%E3%82%93%E3%81%AF%E8%84%9A%E6%B0%97%E5%A3%8A%E8%A1%80%E7%97%85/1134927343290255/

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No.1~No.15
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