西郷は生まれたときから人格者?

以下引用

本を読むことで知識を深め、思考を深め、人格を深めることができます。

たとえば西郷隆盛は「深い」人です。西郷が生きた幕末・明治時代から人格者として慕われ、ものすごく人気がありました。亡くなってからも多くの人が西郷に惹かれて研究し、時代ごとに評価されてきました。現代も人気は衰えていません。

それでは、生まれたときからの人格者で、「深い人」だったのかというと、そういうわけではないでしょう。西郷は多くの本を読んでいました。とくに影響を受けたのは儒学者斎藤一斉の「言志四録」です。流された島でもこれを熟読し、とくに心に残った101の言葉を抜き出し、常に読み返していたと言います。座右の銘としていた「敬天愛人」もそこから生まれたものです。常に本を読み、自らを培っていったのです。

コメント:流された島の牢屋で勉強している西郷を想像すると、感動します。