気管支喘息・・・ティアニーのパールより

「すべての喘鳴が気管支喘息を意味しない」

 45歳以上の患者に気管支喘息が発症することはありえますが、臨床医は、気管支レンシュクを起こす他の病態に格別の注意を払うべきです。主なものはうっ血性心不全です。他の原因としては胃酸の逆流があります。

 

 よくわからない喘鳴がある高齢者が時々おられます。(大抵、動いた後に喘鳴が出る。)喘息でも心不全でもない場合、胃酸の逆流を考えるべきなんですね。
 高齢者は食道裂孔ヘルニアが多いので、そのせいかもしれません。