持続血糖測定器を使った臨床研究

ドクターシミズのひとりごとの投稿より。

横浜市立大学病院の研究報告を引用されています。 患者は急性冠症候群発症後。417名を平均39ヶ月フォローアップ。糖尿病グループの平均HbA1c6.7%。非糖尿病グループの平均HbA1c5.9%。エンドポイントは、心血管疾患および脳血管疾患の発生。aのグラフは全患者。bは糖尿病と境界型患者。Cは糖尿病患者。dは正常人。正常人では統計学的に有意差なし。

血糖変動が大きいグループは、やや男性が多く、年齢も高く不利か?

以下引用

酸化ストレスのリスクとなるのは、血糖の変動幅の増大、食後高血糖、空腹時高血糖の順だと言われています。今回の研究での血糖の変動幅は52以上を高変動幅と考えています。空腹時血糖を90としたら、食後の血糖値が142ということになります。耐糖能異常がなければ通常食後血糖値は140を超えないので、この140という食後高血糖の意味を裏付けたような形になっています。

 

原論文 https://cardiab.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12933-018-0761-5

血糖値スパイクは急性冠症候群後の予後を悪くする