ペラグラの症状
感勘観 to 鑑別診断より
1.Diarrhea(下痢)
2.Dementia(認知症)
3.Dermatitis(皮膚炎)
4.Death(死)
・ペラグラは、アルコール依存症の患者に多くみられる。日光の当たる前腕や頚にびらんや紅班を伴う皮膚炎が生じる。
・頚のところにネックレスのような皮疹(Casal’s necklace)がみられることがある。下痢や精神症状(せん妄、幻覚、不安、抑うつ、運動失調)が起こる。
・治療はナイアシン(ビタミンB3)を経口または経静脈的に補充する。数日以内に症状は改善する。
・アルコール依存症の患者では、ペラグラが見過ごされている可能性がある。1種類のビタミンB群欠乏がある場合、他のビタミン群(B1,B3,B6,葉酸)も欠乏している可能性は高い。