重症熱性血小板減少症(SFTS)について

ドクターサロン 2026年8月号より

①マダニによって媒介される。ネコでも重い症状がでる。

②ウイルスを増殖させる動物として、タヌキやアライグマがいる。

③春から秋は無視に刺されないように防虫スプレーを!

④マダニに刺されて1-2週間して、症状が出てくる。

⑤典型的な患者・・・数日すると嘔吐や下痢などが目立ってきて、症状としては発症してから1週間ぐらいでピークを迎える。

⑥屋外活動をして、その後発熱が生じた患者さんについてはこの病気を疑ってみるというところが一番重要かと思います。簡易的な血液検査、例えば血球を調べてみると白血球と血小板が下がっているというのがこの病気の特徴になります。あとはCRPですね。発熱疾患ではありますけれども、ほとんど上昇してこないといったことも特徴なので、そういった検査所見でさらに疑っていくというのが次の重要なステップなのかなと思っています。

⑦各都道府県の衛生研究所に行政検査としてPCR検査が実施できる体制が整えられていますので、まずはお近くの保健所に連絡をして、SFTSを疑う患者さんがいるというのを伝えていただくのが確定診断の重要なステップになると思います。

⑧西日本での報告が多かったが、北海道など東日本での報告が出てきている。

コメント:治療について あまり記述がなかった。何回かこの疾患の治療をした血内ドクターによると、ハイパーサイトカイネミアの状態で、免疫抑制治療を行うとのこと。(CHOP療法)

思い切った治療の決断が必要になることがあるようである。

日本国内におけるSFTSの致死率は約27%と報告されており、高齢者や基礎疾患を持つ人ではさらにリスクが高いです。