ビタミンDによるがんの抑制効果に「ビタミンA」が関与
https://japan.cnet.com/release/31146614/
東京慈恵会医科大学 分子疫学研究室の浦島充佳教授らの研究グループは、消化器がん患者を対象としてビタミンDの効果を検証する臨床試験「AMATERASUランダム化比較試験」の事後解析により、ビタミンDサプリメントによる消化器がんの再発・死亡抑制効果が、患者の血液中のビタミンA濃度によって左右されることを世界で初めて明らかにしました。
本研究の成果は、米国がん学会(AACR)の公式学術誌『Cancer Epidemiology, Biomarkers & Prevention』誌に、2026年1月12日に掲載されました。
【ポイント】
ビタミンDが細胞内で働く際に結合する「ビタミンA受容体(RXR)」に着目し、ビタミンAの状態が不適切だとビタミンDサプリメントの再発抑制効果が発揮されないことを突き止めました。
血清ビタミンAが「中〜高値」の至適範囲にある患者において、ビタミンDサプリメント摂取による再発・死亡リスクが69%減少するという効果を確認しました。
逆にビタミンA濃度が極端に高かったり低かったりした場合、ビタミンDサプリメントの抗がん効果が十分に発揮されない可能性が示唆されました。