アルツハイマー病に対する抗アミロイド療法:進むべき道ではない

https://ameblo.jp/drminori/entry-12949845734.html

 上記引用

(10) レカネマブ試験の主要評価項目では、CDR(0~18点)において18ヶ月間でわずか0.45点の差(低下幅は小さいが依然として低下)が認められ、ドナネマブでも同尺度で0.7点と、同様にMCIDを下回った。この効果は、対症療法とみなされるコリンエステラーゼ阻害薬と比較しても同程度の大きさである。

さらに、これらのモノクローナル抗体に関連するリスクは無視できない。レカネマブ投与患者の約5分の1、ドナネマブ投与患者の3分の1以上がMRI上で脳出血または脳浮腫を示しているが、その大半は無症状である。

(18) さらに、抗アミロイド薬使用患者で観察される原因不明の脳容積減少は、依然として重大な懸念事項である。