高齢者診療で注意したい薬剤によるめまい
上記より引用
プライマリ・ケアでみる高齢者めまい患者の1/4で薬剤が関与しているというおどろくべき報告があります。前庭神経毒性のある薬剤、起立性低血圧を起こす降圧薬や前立腺治療薬、低血糖の原因となる糖尿病薬、不整脈を惹起する抗不整脈薬やマクロライド系抗菌薬、中枢神経作用薬のほか、頻用されるスタチンやNSAIDSもめまいの原因になります。
これらの薬剤リストをチェックするとともに、5種類以上の多剤投与にも注意が必要です。実際、めまい患者の33%が5種類以上の薬剤を内服し、37%が3種類以上の転倒リスクを高める薬剤の投与を受けていました。
高齢者のめまいでは、まず薬剤をチェックしましょう。
ほとんどすべての薬がめまいの原因薬になるように感じられる。