自分にとらわれない
以下引用
「人が正しく生きる道というのは、何も人工的に”つくられたもの”ではなくて、人の上に天があり、人の下に地があるように、ごく自然にあるものなんだよ。学問というのは、その道を知るためにやるものなんだから、結局のところ、それは自分の心を、”天を敬し、人を愛する”という高い境地に到達させるようにやっている・・・・ということになるね。
”天を敬し、人を愛する”という高い境地に到達するための、具体的な方法は、どんな時でも、ひたすら”己に克つ”・・・つまり、”自分にとらわれない”という意識を、持ち続けるようにすることだよ。
それでは、どうすれば”自分にとらわれない”という心の状態を維持できるのか、ということだけどね・・・。それには、秘訣があるんだよ。
人には伝わらないだろうから、と考えて悪い事を言ったり、人はみていないだろうから、と考えて悪いことをやったり、そういうことを、けっしてしないことさ。