急速は事を破り、寧耐は事を成す

人を相手にせず、天を相手にして、おのれを尽くして人を咎めず、我が誠の足らざるを尋ぬべし。

幾たびか辛酸を歴(へ)て志始めて堅し

丈夫は玉砕すとも甎全を恥ず

一家の遺事人知るや否や

兒孫の為に美田を買わず

世上の毀誉軽きこと塵に似たり

徳に勤むる者は、これを求めずして、財自から生ず。