糖尿病と黒色表皮腫
西伊豆健育会病院 仲田和正先生の「早朝カンファランス」より
ケアネットなどで大変著名なドクターで、NEJMの記事を要約されています。「文学・歴史・美術に対する教養も深めることができる」、と山中克郎先生お勧めのサイトです。
今さらですが、DM の古典的症状は多尿(polyuria)、多飲(polydipsia)、多食(polyphagia)と体重減少です。合併症は網膜症、腎障害、多発神経炎、インポテンス、 繰り返す感染症です。この総説に合併症として黒色表皮腫(acanthosis nigricans)が書かれていたのには驚きました。よく肥満者で頸部、腋の下などが黒く色素沈着していますがあれです。
これを見たら糖尿病も疑うとは知りませんでした。
仲田先生は、食事療法として、夕食の低糖質食を勧めておられます。
朝、昼も低糖質にするのは危険、とされていますが理由は不明です。